3価光沢クロメート(ユニクロ)
RoHS対応しています。
JIS記号は無く「CM1(3価)」と表記されることがあります。
他にも「3価白」「3価ホワイト」「3価銀白色」などがあり、3価クロメート(有色)にも同じ表記があるので注意が必要です。
外観はもとより、耐食性も大きく異なるので、不明確な場合は先様への確認をお勧めします。
3価クロメート(有色)
RoHS対応しています。
3価光沢クロメート(ユニクロ)よりも高い耐食性が得られます。JIS記号は無く「CM2(3価)」と表記されることがあります。他にも「3価黄色」「3価クロメート」などがあり、「3価白」「3価ホワイト」「3価銀白色」に至っては、3価光沢クロメートと同じ表記になっていることに注意が必要です。不明確な場合は先様への確認をお勧めします。
3価黒色クロメート
RoHS対応しています。
JIS記号は無く「CM3(3価)」と表記されることがあります。他にも「3価黒亜鉛」などがあります。
ベーキング(水素脆性)
脱水素処理とも呼ばれています。
めっき処理過程で発生した水素ガスが素地の結晶組織の中に入り、鉄素地を脆くしてしまうことを水素脆性と呼びます。入り込んだ水素を放出することがベーキング(水素脆性)処理です。
6価有色クロメート
JIS記号は、Ep-Fe/Zn○ CM2です。 ○内は膜厚
2000年頃から普及しだした3価クロムを含む化成処理被膜と区別をする意味で「6価」を付けて呼ぶようになりました。図面に上記の記号が書かれていても、注記に「RoHS対応のこと」「3価クロム」とあれば、3価クロメート(有色)となることに注意が必要です。
6価黒色クロメート
JIS記号は無く「CM3」と表記されることがあります。他にも「黒亜鉛」などがあり、中には「ユニクロ(黒)」といったものもあります。有色クロメートと同様に、3価クロムを含む化成処理被膜と区別をする意味で「6価」を付けて呼ぶようになりました。図面に上記の記号が書かれていても、注記に「RoHS 対応のこと」「3価クロム」とあれば、3黒色価クロメートとなることに注意が必要です。